【創刊号】戦略的海外移住の羅針盤:Zuminよりご挨拶と、タイのLTRビザで切り開く未来

「このまま日本にいても大丈夫だろうか?」円安、増税、キャリアの閉塞感…。そんな不安を抱えるあなたへ。海外在住10年の筆者が、国に頼らず、個人で資産と未来を守るための「生存戦略」を、毎週お届けします。
Zumin 2025.07.26
誰でも

1. 新たな「羅針盤」が、今日から動き始めます

はじめましての方も、そして「海外ソロプレナー通信」からお付き合いいただいている方も、こんにちは。

【週刊】戦略的海外移住 | 世界の羅針盤のZuminです。

僕はこれまで10年間、国とキャリアを乗り換えながら、個人の生存戦略を模索し続けてきました。
それは、東京で500万円の奨学金という名の借金を抱え、未来に絶望していた20代のサラリーマンが、海外という環境をテコに、人生を逆転させるための旅路でした。

きっかけは、最初の会社でのベトナム、フィリピン派遣。その後、インドネシアでのスタートアップ転職を経て、シンガポールのAI企業で働く今、僕は妻と協力し、金融資産4,000万円まで到達しました。

その探求の過程で、「ソロプレナー」という働き方以上に、僕たち日本人が今向き合うべき、より大きなテーマがあることに気づきました。

それが、「国というプラットフォームを、いかに戦略的に選び、乗りこなしていくか」という視点です。

このニュースレターは、その名の通り「戦略的に海外移住」をすることで、日本の「当たり前」から抜け出し、国境を越えて自分と家族の未来を設計しようとする、すべての挑戦者のための「羅針盤」です。

毎週、僕の戦略的視点から、みなさんの航海の指針となるような、最新の世界の動きをお届けします。

2. Visa News:タイのLTRビザ、2025年アップデートで誰でも狙える?

さて、記念すべき創刊号で取り上げるのは、タイの長期滞在ビザ(LTR Visa)の最新動向。

2022年に始まり、2025年に大幅な基準緩和でパワーアップしたこのビザは、タイがグローバル人材と資本を本気で惹きつける一手です。

タイ政府はこれまでも「タイランド・エリートビザ」などで富裕層の誘致に積極的でしたが、今回検討されている新LTRビザは、それをさらに加速させる可能性があります。

【ニュースの概要】

  • 対象者: 富裕層、退職者、リモートワーカー、高度専門職、家族(無制限)。

  • 特典: 最長10年滞在、国外所得非課税、高度専門職は17%固定税率、手続き簡素化。

  • 背景: コロナ後の経済回復と、マレーシアのMM2Hやシンガポールとの競争。タイは5年で100万人の外国人高度人材を誘致する戦略。

誰が対象?

2025年のアップデートで、収入や経験のハードルが下がり、幅広い層が申請可能に。

主なカテゴリーは以下の通り:

  • 裕福なグローバル市民(Wealthy Global Citizen)資産:100万米ドル以上 (約1億5,000万円)投資:タイ国債、不動産、企業に50万米ドル以上 (約7,500万円)2025年アップデート:年収8万米ドル(約1,200万円)要件が撤廃。資産と投資でOK。

  • 裕福な年金受給者(Wealthy Pensioner)

  • リモートワーカー(Work-from-Thailand Professional)収入:年4万米ドル以上(約600万円)。修士号やシリーズA資金調達実績があれば優遇。雇用主:上場企業、または売上5千万米ドル(約75億円)以上の企業(子会社OK)2025年アップデート:実務経験5年の要件撤廃。雇用主の売上要件が1.5億米ドル(約225億円)から5千万米ドル(約75億円)に引き下げ。

  • 高度専門職(Highly-Skilled Professional) 収入:年4万米ドル以上(約600万円)。修士号やタイ政府機関勤務で優遇。分野:自動車、医療、バイオ、教育、持続可能性など2025年アップデート:実務経験5年の要件撤廃。対象分野がSTEMから教育や持続可能性まで拡大。

  • 扶養家族(Dependents) 配偶者(同性婚含む)、20歳未満の子供、両親を無制限に含む(2025年制限撤廃)。
    健康保険または預金: 健康保険(5万米ドル、約750万円)または預金(扶養者1人あたり2.5万米ドル、約375万円)。
    2025年アップデート: 従来の最大4人制限が撤廃(内務省の最終発表待ち)。

5つの戦略的メリット

  • 10年滞在:5年+5年で最長10年、出入国自由。更新手続きはE-Visaでオンライン化

  • 税金革命:国外所得非課税、高度専門職は17%固定(通常35%)。資産を最大化!

  • ワークパーミット:デジタルで簡単に取得、タイで合法就労可能。※リモートワーカーは不可

  • 手続き簡素化:90日報告が1年ごとに。空港ファストトラックで入国スムーズに!

  • 起業の自由:タイ人4:1の雇用義務免除で、50万米ドル(約7,500万円)の投資で、タイ企業設立が容易に!

【Zumin's Insight:このニュースから、僕たちが学ぶべきこと】

このニュースは、単に「タイに移住しやすくなる」という話ではありません。

僕たちが注目すべきは「世界中の国々が、優秀な人材と資本を奪い合う『大航海時代』に突入した」という、より大きな潮流です。

タイのような新興国でさえ、税制を優遇し、ビザの壁を低くすることで、世界中から「優秀な個人」を積極的に呼び込もうとしています。

これは、何を意味するか?

高い税金と複雑な規制で、未だに国民を縛り付け、特定技能実習という名で低賃金の人材ばかりを受け入れるとする日本。

一方で、才能ある個人を「お客様」として迎え入れようとする、世界の国々。

僕たちは、もはや生まれた国に忠誠を誓い、黙って搾取され続ける時代にはいないのです。

どちらの「船」に乗るか、自ら選択できるという、厳然たる事実。このタイの新しいビザは、その現実を、僕たちに改めて突きつけています。

3. 今週のnote:あなたの「OS」、アップデートしませんか?

この「どちらの船に乗るか」という選択は、最終的に、あなた自身の「OS(思考様式)」にかかっています。

先週公開し、非常に多くの反響をいただいたnoteの記事では、なぜ海外移住が“別次元の自分”になるための、最速の道なのかを、僕自身の経験から解説しました。

  • 「自分のせい」ではなく、「ゲームのルール」を疑う視点。

  • 「労働収入」ではなく、「資産収入」で未来を設計する思考。

もし、あなたがまだ日本のOSのままで、新しい時代の航海に不安を感じているなら、この記事が、あなたのOSを書き換える、最初のきっかけになるかもしれません。

▼記事はこちらから 「OSを書き換えよ」──なぜ、海外移住が“別次元の自分”になるための、最速の道なのか。

編集後記

最後までお読みいただき、ありがとうございます。 創刊号、いかがでしたか?

このニュースレターが、あなたが国境を越えて未来を切り開くための第一歩です。

内容が気に入ったらぜひ、ニュースレターの登録、noteのフォローもよろしくお願いします!

来週も、またこの場所でお会いしましょう!

Zumin

@tabirymandotcom

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